平成26年第一回定例本会議

北城さだはるの自由民主党代表質問

東北縦貫線「上野・東京ライン」の常磐線区内3駅(南千住駅・三河島駅・日暮里駅)への停車について

北城さだはる質問
東北縦貫線「上野・東京ライン」の常磐線区内3駅への停車についてお伺いいたします。
JR東日本は、平成25年12月9日のプレス発表において、常磐線、宇都宮線、高崎線と東海道線を結ぶ東北縦貫線の愛称名を「上野・東京ライン」とし、その開業時期を平成27年春とすることを明らかにしました。
私の住んでいる三河島駅周辺の方々の声をご紹介いたします。「上野・東京ライン」が開通すると、「将来、三河島駅から乗車し、熱海まで行かれるのね」等期待の声。「もし通過駅になったら、停車する本数が減り、不便な駅になってしまうのね」という不安の声が入り混じって聞かれます。私も正直、期待と不安が入り混じっております。
これまでも、自由民主党荒川総支部では、区内を走る常磐線が東京駅に乗り入れる際には、南千住駅、三河島駅、日暮里駅への停車がなされることが重要と考え、JR東日本に対して、幾たびか要請活動を行ってまいりました。
また、区に対しても、区内3駅への停車の実現に向けて、JR東日本への働きかけを強化するよう要請してきたところであります。
こうした中で、区は、昨年12月27日、JR東日本支社を訪れ、荒川区内3駅への停車に関する要望書を提出されたことは、私たちにとりまして、大変心強く、高く評価いたします。
私達、自由民主党荒川区議会議員団も2月6日にJR東日本の本社を訪れ、要望書を提出し、同時に各議員がそれぞれの駅周辺の状況を具体的に説明し、区内3駅への停車について強く要請してきたところであります。
その折、JR東日本のダイヤ編成の担当者は、我々の要請に対し熱心にメモを取り、今秋9〜10月に東京駅乗り入れの本数を決め、ダイヤ改正を決定したいとの説明がありました。
常磐線区内3駅への停車が実現できるかどうかは、今後の荒川区における更なる地域活性化のみならず、荒川区全体のポテンシャルの向上にとっても、大きなターニングポイントとなることは論を待ちません。
ダイヤ改正決定まで時間がありません。限られた時間、私達も全力で協力いたします。あらゆる手段を駆使して、粘り強く、常磐線区内3駅への停車実現に一層の要請活動をお願いいたします。区の決意をお伺いいたします。

上野・東京ラインの常磐線区内3駅への停車について質問する北城さだはる

西川区長答弁
平成26年度末に開業を予定している東北縦貫線につきましては、現在上野駅止まりとなっている宇都宮・高崎・常磐線の一部の列車を東京駅まで乗り入れるものであり、東海道線への直通運転など、広域交通ネットワークの強化が図られ、首都圏全体の活性化に大きく寄与するものと考えております。
本区にとりましては、日暮里・三河島・南千住の区内3駅への停車が実現することで、区民の利便性の向上はもとより、駅周辺のさらなる発展、区全体のより一層のイメージアップにつながるものと認識しております。
このような東北縦貫線の開通が国もたらす影響等を踏まえ、御党より、JRへの働きかけの強化について、要請を頂いていたところでございます。
そうした状況の中で、昨年の12月9日に、JR東日本が東北縦貫線の開業時期を公表し、いよいよ具体的な輸送計画の検討時期に入ったことを捉え12月27日に、私は、JR東日本の東京支社長のもとを訪れ、「東北縦貫線の開通時における常磐線東京駅乗り入れに伴う荒川区内3駅への停車に関する要望書」を提出すると共に、本区の現状を踏まえた要望や意向を直接伝えてまいりました。
その際、区の要望内容を踏まえ、利用者の動向や実態に合わせて具体的な輸送体系を検討していく旨の回答をいただいております。
区といたしましては、こうしたJRへの働きかけ等の取り組みを今後も継続して行い、東北縦貫線の開通時に、区内3駅及び多くの区民が利用する尾久駅に停車する列車について、東京駅乗り入れ本数が出来る限り多く実現できるよう、最大限努めてまいります。
答弁する西川区長

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あらかわ区議会だよりに掲載されました

あらかわ区議会だよりNo.224
平成26年4月20日「区政のここをきく・一般質問要旨」

タブレットパソコン本格導入までに解決すべき課題と
区内小規模事業者への新たな支援策を問う

区政のここを聞く

■タブレットパソコン本格導入までに解決すべき課題を問う
[問]

タブレットパソコン本格導入までには解決すべき課題がある。まず、活用指針の策定は絶対不可欠と考える。また、本を読んで、調べるアナログ教育が極めて大切である。さらに、教育の活用力の確保、情報モラル教育の徹底、経費の縮減、検証結果の共有化についても、本格導入前に対応すべきであると考えるがどうか。
[答]
活用指針については、「荒川区タブレットパソコン活用指針」を策定する。あた、読み・書き・計算の授業は極めて重要と考え、各学校に指導を徹底する。教員の研修は、教育委員会が先頭に立ち指導力の向上に取り組む。経費は、プロポーザルでの提案により縮減を図る。さらに、検証結果は全ての教員が共有できる仕組みを教育委員会として構築する。
[問]
タブレットパソコン本格導入は課題解決に向け、しっかりと対応した上で行うべき。そして、本格導入の時期は、平成26年度当初ではなく、課題解決のための一定の検証機関を確保した上で、導入を図るべきと考えるが見解を問う。
[答]
指摘の課題は、教育委員会として今後とも継続的に検証を続け、節目ごとに区議会に示していく。新年度については、検証を踏まえ、あらゆる準備を進め、より効果的な活用に向けた準備を整えた上で、本格導入につなげていく。

■区内小規模事業者への新たな支援策を問う
[問]

国の「小規模支援パッケージ事業」は、小規模事業者が販路拡大に取り組む費用を助成するものである。この国庫補助事業に区が独自の補助を上乗せすることで、相乗的に施策の効果が向上すると考えるが、見解を問う。
[答]
区内企業の厳しい経営環境は認識しており、新年度、国などの補助金と併用可能な小規模事業者向けの補助金を創設する。また、商店街連合会加盟の事業者を対象に専門家が個別訪問し、経営課題等の解決に向けた支援を実施する。これらの支援は国の施策に連動して一体的に行うもので、財源を効果的に執行できると認識している。
[問]
区内事業者が国の支援を受けるためには、書類作成、その後の確認など相当な労力が求められる。また、多大の労力を費やして補助金を獲得しても、販売先が見つからなければ、業績は上向かない。国庫補助金獲得から販路拡大までの一連の支援について見解を問う。
[答]
企業相談員が積極的なアプローチを行うと共に、庄内関係部署や関係機関と連携を図りながら、国庫補助金の獲得から販路拡大に至るまできめ細やかに、かつ、切れ目のない支援に努める。

■その他の質問項目
○平成26年度予算の編成上の重点と財政上の特徴について
○今後の財政運営について
○さらなる行政改革について
○東北縦貫線の常磐線区内3駅及び尾久駅への停車について
○保護司会活動への支援について

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